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近江八幡の料理人は 昔
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茶飯釜の茶事
忘れないうちに覚えていたことを書き留めておこう。
画像は無いので見ても面白くないな。

本日は茶飯釜の茶事。
うちの先生の稽古の中でも数年に一度しか行われない貴重な稽古ですので参加。
お店の段取りをつけて店のみんなに昼間の営業は任せることに。


茶飯釜は茶の湯と懐石料理の飯を同じ釜で扱う珍しい茶事。
列席の皆で炭を吹いて皆で茶席を作り上げる。


待合。
手水鉢で手を清め席入り。
軸と香合を拝見。
香合は韓国・又玄窯の青磁で桃の形。
軸は龍宝山瑞巌禅師が達磨大師の絵とともに
「一華開五葉 結果自然来」と書かれたもの。禅語の解釈はまたの機会に。
席でメモや携帯開いて写真も無粋ゆえにただ見て覚えられることだけ覚えてきた。
炉を拝見、縁は栗。
炭注ぎ。
飯は湯炊き。
飯を炊いている間に軸や香合、炉、釜の話。

侘びた敷きに向附と空の飯椀、汁椀が運ばれてくる。
まず向附で酒を一献皆に勧められる。
向附は桜鯛昆布締め加減醤油。

御飯が蒸らしあがる前に煮物椀。
桜色の麩の中に百合根と木耳。隠元の青味と松葉柚子。
出汁が上手。料理人でもなかなかこれだけの出汁が引ける者もいるまい。
椀は笹の蒔絵。真塗り。

炉には白味噌仕立ての蓬麩の味噌汁が暖められる。
ここで、御飯が櫃に入れて運ばれる。

御飯を皆が取って、次いで味噌汁をとる。
3.5合の米に5.5合の水で炊き上げた御飯は水の美味しさと米の甘味を堪能できる味わい。
堅い目の御飯のほうが好まれがちだが、
この御飯を食べてはその価値観も改まるだろう。

味噌汁の後に炉には炊き合せが掛けられる。

御飯のお替りを勧められ皆が頂き、椀に少し残しておく。
焼物が中里氏の唐津の器に盛られて登場。
鰆の柚庵焼木の芽添え。
木の芽は路地物である。
路地物の香りは一般流通物とは比べ物にならないすがすがしい香り。
酒を頂きながら進む。

炊き合せが盛られて皆にまわされる。
筍・若布・飛龍頭・柚子。
全体にしっかりと味を染みこませたもので、焼物のあとには丁度良い。
若布は柔らかく炊き上げたもの。
昔は歯ごたえのある新若布が好きだったが、
最近は塩若布を戻して柔らかく炊いたしみじみしたものが好みになってきた。
飛龍頭は季節物新キャベツを刻んだものがたっぷり。

進め肴に筍の姫皮と青柳の胡麻酢和え。
また一献。


途中正座も膝に負担がかかるので足を崩す。
江戸時代以前は正座というものは無かったなどみなで話す。

ここで箸洗い。
昆布だしに梅の香りと林檎の立て塩。
林檎の香りの箸洗いとは思いもしなかった。
椀は黒朱に内が松葉の模様。

八寸。
黒豆の松葉刺しと舌平目の稚魚の干物。
箸洗いの蓋にとる。

香の物と湯桶。
おこげは省略してぶぶあられを入れた薄い塩湯を残りの御飯に注ぎます。
香の物とこの湯桶は日本人の食の原点を昇華したものと言えるだろう。

最後に主菓子。
銘をわすれた。山吹色と桜色の牛皮で餡を包んだもの。


甘さの余韻を残して中立ち。


後入り。

床には唐津うずくまるに武蔵鐙。

濃茶。
正客・次客には先々代楽家親子合作の黒楽。
女性の小さな手にもなじむ小ぶりなもので、中に楽家のしるしの入ったもの。
以降朝鮮物大井戸茶碗。

干菓子と薄茶手前。
菓子は晩白柚(ばんぺいゆ)と土筆の砂糖。
信楽の杉本氏の茶碗で薄茶。

茶の銘と詰めはわすれた。

お道具拝見。
茶杓は堅田浮御堂を改築したときの古材を削ったものでかなりの薄手のもの。
作り手の気性が表れているとのこと。
棗はだれのだったかな。


全体に稽古をつけながらの茶事であったため退出までに3時間半。
長い時間ながらもくつろぎ、和やかに茶を楽しみ、そして大変勉強になる茶事だった。


茶飯に使われる釜は「飢来飯 乾来茶」と書かれていた。
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テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

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